第28回熊谷元一写真賞コンクール〔なかよし〕(2025(R7)年)受賞作品

受賞作品

阿智村賞 「やっと会えた〜コロナ後9千キロを越えて〜」 板谷めぐみ (京都市左京区)

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ご婦人と鞄を背負った男性が頬をすり寄せ、しっかりと抱き合ったマキシムの瞬間を捉えました。姉と弟?ご夫婦?お友達?2人の関係性は推測の域を脱し得ませんが、タイトルから新型コロナ感染で往来が遮断されたお2人がやっと再開。時間と距離を越えて得られた膨大な喜びや満足感が感じられます。

入賞作品(テーマ部門)

入選作品(テーマ部門)

飯田信用金庫賞(高校生以下)

阿智村輝き賞(阿智村内撮影部門)

審査講評

家族や仲間など人物同士、人物と動物、動物同士などさまざまな組み合わせの仲睦まじい、愛情や絆が伝わってくる多彩な「なかよし」作品が全国から寄せられました。応募数は全国から665点(応募者213人)、全国的に写真コンテストの応募者、点数とも減少傾向のなか、前回と比べ微増し主催者、審査員ほっとした次第です。
テーマが身近なこともあり個性的な狙いの作品が揃い楽しく審査を進めさせていただきました。ただ、昨年の傾向と同じ記念写真的な作品が目立ったこと、自前プリントでしょうか写真全体がアンダーでせっかくの人物の顔がつぶれ残念な作品も目につきました。
最終段階まで残った作品は、緊張や笑顔と泣きっ面など一瞬の表情やしぐさを的確なカメラワークで捉えた作品が並びました。入選には、少年が愛馬に餌をやる「おやつタイム」、幼児が犬と入浴する「いい湯だワン」、餌をやる男性が野鳥に囲まれた「川辺の友」の3点が動物との絡みを素材にした作品が選ばれました。
阿智村撮影部門は今回も多彩な作品が寄せられ、「阿智村にこんな光景が、場所が、お祭りが・・・」と知られざる村の一面をあらためて見させていただき新鮮でした。
高校生以下の部は、地元の阿智高校の校内や友達を素材にした作品が寄せられ、少しは盛り返しの兆しが感じられました。今後に期待します。

                  第28回熊谷元一写真賞コンクール 審査員長  増田 今雄

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